KESの概要
KESとは
京都議定書の発祥地、京都から発信された「環境マネジメントシステム」の規格です。
・KESは、中小企業をはじめ、あらゆる事業者を対象に「環境改善活動に
参画していただく」ことを目的に策定されました。
・「シンプル」で「低コスト」なKESは、取り組みやすい環境マネジメント
システムとして、現在は4,000を超える事業者が登録しています。
KES 「4つ」のキーワード
1. シンプルなシステム
KES規格は、ISO14001の基本コンセプトと同じ、トップが定める「環境方針」に基づき、管理のサイクル Plan(計画)-Do(実行)-Check(点検)-Action(評価)を循環させることによって継続的な改善を図ることであり、ISO14001の本質的な特長を活かして、用語や規格の内容をシンプルにしたものです。

KESはステップ1とステップ2の2段階のレベルを設定していますので、受審組織で選択ができます。
2. 低コスト
KESの審査員はボランテイアベースで運用することとしたため、低コストで審査・コンサルテイングを実施することが可能となりました。
3.「環境経営」の機会を提供する
KESでは、「環境」と言うキーワードによって組織の付加価値を向上させる取組みを推奨しています。
したがって、KES審査員には規格の審査を行うだけでなく、できる限り受審組織側に「付加価値」を生むよう「受審組織と一緒に考える(悩む)」審査を要請しているのもKESの特徴の一つです。
4.「地域との共生」の機会を提供する
KESは、民間ベースの審査登録機関ですので制約事項が少なく、地域の特性を活かした取組みや社会貢献につながる活動など、幅広い取組みができます。